健全な森林を育て、環境保全に貢献する。林業の仕事とは

林業は木を切ってそれを市場に売るだけの職業ではありません。環境保全としてだけではなく、健全な森林を育て、人々の生活や暮らしを支えるという役割を担い、様々な仕事に取り組んでいます。

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春・夏の主な仕事

[植付け]
苗場(苗畑)で育てた苗木を山に植付けしていきます。この時、ある程度密集させて植えつけることで、苗木が早くまっすぐ育ちます。

[下刈り]
苗木の植え付けに適した明るい場所は雑草などの生育にも好適な環境です。
そのままほおっておくと苗木の生育が妨げられ、枯れてしまうこともあるので5~8年の間行います。

[つる切り]
くずや藤などのつるなどが巻き付くと、幹が締め付けられて変形したり、成長を妨げたりします。幹を傷つけないよう慎重にナタで除去していきます。

[徐伐]
徐伐植付けした木が成長し、5m前後に育った頃に木のまわりにある成長を邪魔するような植栽木以外の樹木を刈っていきます。この時成長の途中で曲がってしまったり、折れてしまった植栽木等も刈る作業を合わせて行います。

[枝打ち]
植栽し4~8m程度まで生長し枝が付いてきた木は、放っておくと周り木と重なり林の中への日光を遮るようになります。また、枯れた枝から害虫が侵入したりして品質を落とす原因にもなります。ここで余分な枝を付け根から切る枝打ち作業を行います。
枝打ちを行うと、節の少ない良質な木材を作ることもできます。

[間伐]
それぞれの木々も大きくなってくると林の中が込み合ってきます。このまま放置すると木々はひょろひょろした細長い木になり、病害虫にも弱くなってしまいます。適切な密度で健康的な森林へ導くため、間引きを行います。これが間伐です。
この時でた間伐材は薪炭などに利用されます。

秋・冬の主な仕事

[地ごしらえ]
伐採後の森林に残された枯れ葉などをきちんと片づけたり、土壌の洋軍の栄養源として利用するために作業を行い、次の植林に備え整地を行います。

[植え付け]
地ごしらえが終わった場所に、苗場(苗畑)で育てた苗木を山に植付けしていきます。この時、ある程度密集させて植えつけることで、苗木が早くまっすぐ育ちます。

[雪起し]
雪起し冬場、雪の重みで若い苗木が倒れてしまうことがあります。倒れた若木を起こし、縄などで固定し木を垂直なるようにする作業です。雪解けとともに始まります。

[主伐]
主伐生長し伐採の時期を迎えた木を収穫します。伐採した木々は集積場に集められトラックなどで木材市場や貯木場へ運ばれます。

[作業道の開設]
森林での作業を効率よく行うために作業道の設置を行うことがあります。
支障木を伐採し、土を削り固め道を設置していきます。
近年では出荷にかかるコスト削減を図るため、低コストで丈夫な道を設置する方法や、道路の設置による森林への影響を考えた方法の研究が盛んとなっています。